商業科トピックス
商業科卒業生の活躍【第2弾】
昨年末に掲載いたしました、公認会計士に合格した卒業生のご紹介にあたりましては、多くの方から応援や激励をいただきましてありがとうございます。
そしてまた、商業科卒業生から嬉しいニュースが届きました。
1人目は四年制大学に進学した卒業生が、2024年12月に行われた公認会計士試験(短答式)に合格しました。現在は8月に行われる論文式試験の合格に向けて日々頑張っているとのことです。
2人目は2024年8月に行われた税理士試験にて、専門学校に進学した卒業生が科目合格(簿記論)したとの連絡をいただきました。4月からは都内の会計事務所に就職し、税理士を目指して仕事と資格取得の二刀流で頑張るということです。
2人とも2023年3月に鴻巣高校商業科を卒業し、高校での学びをさらに生かして大学や専門学校で頑張っています。そんな彼らの活躍をこれからも大いに応援していきたいと思います!
〇商業科卒業生の活躍~令和3年以降
◆ 日商簿記検定1級 合格者:6名
◆ 税理士試験
(簿記論) 合格者:5名
(財務諸表論) 合格者:3名
◆ 公認会計士試験
(短答式) 合格者:2名
(論文式) 合格者:1名
夢を叶える!商業科卒業生が公認会計士に合格!
2024年8月に行われた公認会計士試験において、加藤花さん(2020年度商業科卒・鴻巣中出身)が見事に合格しました。
加藤さんは高校在学中に、埼玉県では唯一鴻巣高校が参加している、高崎商科大学が主催する「日商簿記1級プロジェクト」に本校1期生として参加。全国で同じ志を持つ仲間と切磋琢磨し、在学中に日商簿記1級に合格しています。その後、お世話になっていた高崎商科大学へ進学、弛まぬ努力の末、公認会計士となるべく道にたどり着き、自身の夢を叶えることができました。
公認会計士は、国家資格である「公認会計士試験」に合格した人だけがなることができる職業で、大企業の会計監査業務、コンサルティング業務の他、税理士登録をすれば、税理士としての仕事をすることもできる「会計のスペシャリスト」です。
公認会計士試験は社会的なステータス・難易度などの面で、一般的に弁護士、医師と並ぶ「三大国家資格」のひとつと言われており、合格するためには「短答式」と「論文式」、両方の試験に合格する必要があります。なお、今年度の願書提出者は 21,573人、 最終合格率 7.4%(公認会計士・監査審査会HPより)です。
夢の続きは会計を通じて社会貢献をしたいとのこと。今後の活躍を大いに応援したいと思います。
商業科説明会・体験授業(お礼)~商業科より
8月3日(土)に行われた学校説明会、全体会の後行われた商業科説明会に多数のご来場、ありがとうございました。また、8月20日(火)に行われる体験授業も予定の人数に早々に達しました。重ねて御礼申し上げます。
体験授業につきましては、後日(10月12日(土)を予定)あらためて開催させていただきます。ご希望の方は9月上旬より、申し込みを行いますのでHPをご覧のうえご参加ください。心よりお待ちしております。
商業科3年生全員が専門資格等取得表彰を授与
令和4年度の商業科3年生全員(81名)が3年間の学習成果が認められて、専門資格等取得表彰を授与しました。
専門資格等取得表彰とは、高校入学後に取得した資格をそのレベルによって点数化し、一定の点数以上になると埼玉県知事から表彰される制度です。令和4年度商業科の3年生は、コロナ禍の3年間であったにもかかわらず、日々努力を重ねて全員がこの基準に達しました。
なお、同一学年全員の授与は、本校では4年ぶり2回めの快挙です。
県内唯一!高大連携に参加
鴻巣高校商業科は、高崎商科大学が全国の商業高校生を対象として主催する日商簿記検定1級の合格を目指した「Haul‐Aプロジェクト」に埼玉県内で唯一参加。全国で同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しています。
令和3年度には本校のプロジェクト参加1期生が、鴻巣高校の創立以来初となる日商簿記検定1級に合格しました。2期生となる3年生は2名が参加して、大学のサポートそして現役の公認会計士らの指導を受けています。参加者は現在、高校卒業後も簿記を学ぶために特待生として大学への進学を決めています。
1・2年生も日商簿記検定3級、2級とステップアップを図り、プロジェクトへの参加に繋がるよう学習に励んでいます。応援をよろしくお願いいたします。
日商簿記検定 取得状況
令和3年度、鴻巣高校にて日商簿記検定に合格した生徒は以下のとおりです。
鴻巣高校商業科では、簿記を武器として社会に貢献したいという目的を持った生徒を部活動や特別講座にて指導しています。単に進学するだけでなく、高校在学中から目的をもって学習して、簿記の能力を将来に活かしませんか?
なお、令和4年度より日商簿記検定3級は授業にて指導します。
【1級】
加藤 花〔2021年3月 卒業〕(鴻巣中学校出身)
※ 検定は在学中の2021年2月に受験、合格発表は4月でした。
【2級】
渡辺 清華〔3年〕(鴻巣南中学校出身)
栗原こころ〔3年〕(北本西中学校出身)
島﨑 邑介〔3年〕(鴻巣川里中学校出身)
稲村 洸希〔2年〕(赤見台中学校出身)
寺崎 豪人〔2年〕(鴻巣西中学校出身)
【3級】
計21名 合格〔1~3年〕(授業・特別講座にて受験)
鴻巣高校初の快挙 日商簿記1級に合格
簿記検定の最難関とされる日商簿記1級試験に加藤花さん(商業科・鴻巣中出身)が鴻巣高校在学中に合格しました(第157回検定は、受験者7,785名、合格者502名、合格率7.9%)。鴻巣高校において、高校在学中に日商簿記1級に合格するのは102年の歴史の中で初めてであり、素晴らしい快挙に本人はもちろんのこと、学校全体で喜んでいます。
日商簿記1級は、大学等で専門に学ぶ者に期待するレベルとされ、極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベルです。極めて高度なスキルを習得できるだけではなく、公認会計士や税理士などの国家試験への登竜門にもなる試験です。
加藤さんは商業科の担当教諭の勧めから日商簿記2級の学習を1年生の3学期から始めて2年生の6月に合格。その後、高崎商科大学が商業高校生を対象として主催する高大連携事業「Haul-Aプロジェクト」の中の「日商簿記1級プロジェクト」に埼玉県内で唯一参加。全国で同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら平日は3時間以上、休日はさらに学習をしました。
受験にあたっては、現役の公認会計士でもある高崎商科大学の小島一富士教授らの指導を受け、同大学で在学中に公認会計士に現役合格をした同校教諭のかつての教え子らのサポートも受けて受験に挑み、検定試験はコロナの影響で特別に設定された 2 月28日に受験し、高校在学最後の挑戦で見事に合格を勝ち取りました。
加藤さんは、高校入学当時は看護師を目指していましたが、簿記を学ぶに連れて簿記会計を極めたいと思い、この春からは特待生として大学へ進学し、現在は公認会計士となり、社会に貢献することを目標としています。感謝の気持ちを忘れずに、加藤さんは今日も簿記の勉強に励んでいます。
商業科1年生 簿記3級全員合格
11月22日(日)に実施した全国経理教育協会主催の簿記能力検定試験の3級(商業簿記)を商業科1年生82名が受験し、見事全員が合格した。
今年度は新型コロナウィルス感染防止のために入学して2か月間が臨時休校となった。そのため、簿記の授業は5月からオンラインで開始することとなった。そんな状況の中、例年どおりの11月3級受験で全員が合格した。
今回の簿記検定の前にも1年生は11月8日に全国商業高等学校協会主催の珠算電卓実務検定試験を受験し、2級ビジネス計算(問題は_こちらをクリック)に受験者全員(部活による公欠1名を除く81名)が合格している。
学校説明会でのインタビュー
11月14日(土)に第3回学校説明会が実施され、その中で中学生に対して商業科の生徒3名がインタビュー形式で商業科について説明をしました。その内容は次のとおりでした。
【質問1】 なぜ、鴻巣高校の商業科を選んだのですか?
〔生徒K〕体験授業に参加して「自分でパソコンを使えるようになったら格好良い」と思ったことと、商業科目を勉強してみたいと思ったのが主な理由です。それから家が近いこともあります。
〔生徒T〕県内でトップに入る検定の合格率、勉強面などでの先生のサポートの手厚さで選びました。
〔生徒H〕私は高校を選ぶ時から就職を希望だったので、有利な資格が取れる商業高校に行きたいと考えていました。鴻巣高校は県内での資格取得率が高く、就職活動のサポートを手厚くしてくださるとの説明を受け、選びました。
【質問2】 入学してからの鴻巣高校の商業科の印象を教えてください
〔生徒K〕きっちりしていて、学習の環境が整っている。そして商業科の先生方が常に全力で授業をしてくださります。
〔生徒T〕理解するまで熱心に教えて下さるので、安心して勉強できます。検定前は皆で助け合いながら勉強しています。また、生徒がいけないことをしたときはしっかり注意してくださる先生が多いです。
〔生徒H〕最初は、商業科の先生は怖くて厳しいのかと思っていましたが、実際は厳しさもありながらも授業での解説は最後まで丁寧にしてくださるので、良い先生がたくさんいると感じました。
【質問3】商業科目の勉強は大変ですか?また、商業科目のうちどんな科目が好きですか?
〔生徒K〕大変だとたまに思うときもあります。検定日までの日数が目に見えるのも大変だと感じる要因かもしれません。私は特に「会計」が好きな科目です。でも、商業科目は全部好きです。
〔生徒T〕聞いたことのない言葉ばかりだったので大変でした。しかし、スタートは皆同じなので助け合いながら学習できます。私は「ビジネス情報」が好きです。ワープロの入力が早くなればなるほど楽しくなってきます。
〔生徒H〕商業科目はほとんどが初めて学ぶことだったので大変でした。私は「ビジネス情報」で学ぶワープロが好きです。制限時間内に打った文字数が増えていくと達成感を得られるからです。
【質問4】どんな検定を取得していますか?検定取得は大変でしたか?
〔生徒K〕電卓・簿記・ビジネス文書の1級、日商簿記2級などたくさんの資格を取得しています。商業科目は全てが反復学習をしないと身につかたいものなので、目標を決めてコツコツ勉強しるのは少し大変です。
〔生徒T〕簿記・情報処理・電卓・ビジネス文書・商業経済の各検定を取得しています。級が上がっていくにつれてどんどん難しくなっていくので少し大変です。しかし、合格した時の達成感は最高に気持ちいいです。頑張ってよかった!と感じます。私は授業で学習していない検定にも挑戦したので、独学の状態からなので根気強さが必要でした。
〔生徒H〕簿記実務検定・ビジネス文書検定・電卓検定の1級、他にもたくさんの検定を取得しました。検定取得は大変でしたが、わからないところは繰り返し解くなどしたおかげで、受けた検定はすべて合格することができました。
【質問5】進路はどこに決まりましたか?なぜ、その進路を選んだのですか?
〔生徒K〕公認会計士として活躍するために、高崎商科大学に進学します。自分が好きな会計を極めて、自分の仕事として役に立ちたいと考えたからです。
〔生徒T〕高校入学当時は銀行に就職しようと考えていました。しかし、高校2年生の夏に歯科矯正をうけた影響もあり、歯科衛生士の道にいくことにしました。高校3年間商業科で学んだ知識を生かす機会はあまりないかもしれませんが、社会のマナーを学んだり、人間性で成長できたこを生かすことはできると思います。
〔生徒H〕進路は就職で、株式会社武蔵野銀行様から内定をいただいています。会社見学に行った際に、行員さん同士が意見交換をしながら明るく前向きに仕事に取り組む姿が強く印象に残り、銀行員を志望しました。
【質問6】最後に、中学生にアドバイスをお願いします。
〔生徒K〕商業科はスタート地点が皆同じです。共に頑張る仲間がすぐ側にいますし、先生方も全力でサポートしてくださります。心配は必要ありません。必要なものは自分の気持ちです。努力次第で挑戦できることが変わります。ですから、何か目標を持って入学してきて欲しいと思います。そのためにどんな小さなことでも構いませんから日頃の生活の中で「小さな目標をつくって頑張る」ということを意識してみてください。「頑張った」「これができるようになった」という事実が、きっと皆さんの力となってくれるはずです。
〔生徒T〕あと少しの間、受験勉強頑張ってください。大変なこともたくさんありますが、とても充実し、成長できる3年間が過ごせると思います。優しい先生方や先輩がお待ちしています。
〔生徒H〕受験勉強は大変だと思いますが、目標の学校のことや将来のことを考えたら、やる気が出るかもしれません。勉強頑張ってください。応援しています!
検定結果(1学期)
新型コロナウイルスの関係で4・5月が臨時休業となり、実施できなかった検定もありましたが、6月以降に3つの検定を実施しました。主な結果は次のとおりです。
簿記検定は5月からのオンライン授業や学校再開後の生徒たちの努力の成果があらわれ、昨年と同等の合格者数となりましたが、実技を伴うビジネス文書(ワープロ)検定は練習時間の不足から昨年ほどの合格者数とはなりませんでした。
検 定 | 級 | 学年 | 合格者数 | 昨年合格者数 |
全商簿記検定 | 総合1級 | 3年 | 19名 | 20名 |
全商ビジネス文書検定 | 総合1級 | 3年 | 17名 | 36名 |
〃 | 1級文書 | 〃 | 59名 | 73名 |
全経簿記検定 | 2級(商簿) | 2年 | 67名 | 64名 |