商業科トピックス
商業科1年生 簿記3級全員合格
11月22日(日)に実施した全国経理教育協会主催の簿記能力検定試験の3級(商業簿記)を商業科1年生82名が受験し、見事全員が合格した。
今年度は新型コロナウィルス感染防止のために入学して2か月間が臨時休校となった。そのため、簿記の授業は5月からオンラインで開始することとなった。そんな状況の中、例年どおりの11月3級受験で全員が合格した。
今回の簿記検定の前にも1年生は11月8日に全国商業高等学校協会主催の珠算電卓実務検定試験を受験し、2級ビジネス計算(問題は_こちらをクリック)に受験者全員(部活による公欠1名を除く81名)が合格している。
学校説明会でのインタビュー
11月14日(土)に第3回学校説明会が実施され、その中で中学生に対して商業科の生徒3名がインタビュー形式で商業科について説明をしました。その内容は次のとおりでした。
【質問1】 なぜ、鴻巣高校の商業科を選んだのですか?
〔生徒K〕体験授業に参加して「自分でパソコンを使えるようになったら格好良い」と思ったことと、商業科目を勉強してみたいと思ったのが主な理由です。それから家が近いこともあります。
〔生徒T〕県内でトップに入る検定の合格率、勉強面などでの先生のサポートの手厚さで選びました。
〔生徒H〕私は高校を選ぶ時から就職を希望だったので、有利な資格が取れる商業高校に行きたいと考えていました。鴻巣高校は県内での資格取得率が高く、就職活動のサポートを手厚くしてくださるとの説明を受け、選びました。
【質問2】 入学してからの鴻巣高校の商業科の印象を教えてください
〔生徒K〕きっちりしていて、学習の環境が整っている。そして商業科の先生方が常に全力で授業をしてくださります。
〔生徒T〕理解するまで熱心に教えて下さるので、安心して勉強できます。検定前は皆で助け合いながら勉強しています。また、生徒がいけないことをしたときはしっかり注意してくださる先生が多いです。
〔生徒H〕最初は、商業科の先生は怖くて厳しいのかと思っていましたが、実際は厳しさもありながらも授業での解説は最後まで丁寧にしてくださるので、良い先生がたくさんいると感じました。
【質問3】商業科目の勉強は大変ですか?また、商業科目のうちどんな科目が好きですか?
〔生徒K〕大変だとたまに思うときもあります。検定日までの日数が目に見えるのも大変だと感じる要因かもしれません。私は特に「会計」が好きな科目です。でも、商業科目は全部好きです。
〔生徒T〕聞いたことのない言葉ばかりだったので大変でした。しかし、スタートは皆同じなので助け合いながら学習できます。私は「ビジネス情報」が好きです。ワープロの入力が早くなればなるほど楽しくなってきます。
〔生徒H〕商業科目はほとんどが初めて学ぶことだったので大変でした。私は「ビジネス情報」で学ぶワープロが好きです。制限時間内に打った文字数が増えていくと達成感を得られるからです。
【質問4】どんな検定を取得していますか?検定取得は大変でしたか?
〔生徒K〕電卓・簿記・ビジネス文書の1級、日商簿記2級などたくさんの資格を取得しています。商業科目は全てが反復学習をしないと身につかたいものなので、目標を決めてコツコツ勉強しるのは少し大変です。
〔生徒T〕簿記・情報処理・電卓・ビジネス文書・商業経済の各検定を取得しています。級が上がっていくにつれてどんどん難しくなっていくので少し大変です。しかし、合格した時の達成感は最高に気持ちいいです。頑張ってよかった!と感じます。私は授業で学習していない検定にも挑戦したので、独学の状態からなので根気強さが必要でした。
〔生徒H〕簿記実務検定・ビジネス文書検定・電卓検定の1級、他にもたくさんの検定を取得しました。検定取得は大変でしたが、わからないところは繰り返し解くなどしたおかげで、受けた検定はすべて合格することができました。
【質問5】進路はどこに決まりましたか?なぜ、その進路を選んだのですか?
〔生徒K〕公認会計士として活躍するために、高崎商科大学に進学します。自分が好きな会計を極めて、自分の仕事として役に立ちたいと考えたからです。
〔生徒T〕高校入学当時は銀行に就職しようと考えていました。しかし、高校2年生の夏に歯科矯正をうけた影響もあり、歯科衛生士の道にいくことにしました。高校3年間商業科で学んだ知識を生かす機会はあまりないかもしれませんが、社会のマナーを学んだり、人間性で成長できたこを生かすことはできると思います。
〔生徒H〕進路は就職で、株式会社武蔵野銀行様から内定をいただいています。会社見学に行った際に、行員さん同士が意見交換をしながら明るく前向きに仕事に取り組む姿が強く印象に残り、銀行員を志望しました。
【質問6】最後に、中学生にアドバイスをお願いします。
〔生徒K〕商業科はスタート地点が皆同じです。共に頑張る仲間がすぐ側にいますし、先生方も全力でサポートしてくださります。心配は必要ありません。必要なものは自分の気持ちです。努力次第で挑戦できることが変わります。ですから、何か目標を持って入学してきて欲しいと思います。そのためにどんな小さなことでも構いませんから日頃の生活の中で「小さな目標をつくって頑張る」ということを意識してみてください。「頑張った」「これができるようになった」という事実が、きっと皆さんの力となってくれるはずです。
〔生徒T〕あと少しの間、受験勉強頑張ってください。大変なこともたくさんありますが、とても充実し、成長できる3年間が過ごせると思います。優しい先生方や先輩がお待ちしています。
〔生徒H〕受験勉強は大変だと思いますが、目標の学校のことや将来のことを考えたら、やる気が出るかもしれません。勉強頑張ってください。応援しています!
検定結果(1学期)
新型コロナウイルスの関係で4・5月が臨時休業となり、実施できなかった検定もありましたが、6月以降に3つの検定を実施しました。主な結果は次のとおりです。
簿記検定は5月からのオンライン授業や学校再開後の生徒たちの努力の成果があらわれ、昨年と同等の合格者数となりましたが、実技を伴うビジネス文書(ワープロ)検定は練習時間の不足から昨年ほどの合格者数とはなりませんでした。
検 定 | 級 | 学年 | 合格者数 | 昨年合格者数 |
全商簿記検定 | 総合1級 | 3年 | 19名 | 20名 |
全商ビジネス文書検定 | 総合1級 | 3年 | 17名 | 36名 |
〃 | 1級文書 | 〃 | 59名 | 73名 |
全経簿記検定 | 2級(商簿) | 2年 | 67名 | 64名 |
日商簿記検定2級に1年生で合格
2月23日に実施された日商簿記検定2級に本校商業科の1年生が合格しました。最近の日商簿記検定2級は難易度が高く、高校生で合格するのは難しい資格であり、その検定に見事に1年生で合格しました。これにより、在校生の日商2級取得者は合計6名となり、過去最高の人数となりました。
寺久保 玲 佳〔1年〕(北本東中学校出身)
上尾東中学校で体験授業を実施
2月5日(水)に上尾市立東中学校において高校の「授業体験」が2年生を対象に実施され、本校商業科の先生が上尾東中学校のPC室を使用して「情報処理」の授業をおこないました。
授業は5・6時限目にそれぞれ約30名(計約60名)の生徒が情報処理の授業で扱う表計算ソフト(EXCEL)の学習しました。中学生の皆さんは大変意欲的に授業に取り組んでくださり、担当者も非常にやりやすく授業を進めることができました。
このような機会に商業科で学習する内容に興味をもってもらえたら幸いです。
他の中学校でも、体験授業のご予定がある場合は、ぜひ鴻巣高校にご依頼いただきたいと思います。
金融教育講座
12月19日(木)3・4時限目に武蔵野銀行による金融教育講座を実施しました。金融教育は商業科2年生を対象に毎年実施しています。
4~5人のグループに分かれ「生活設計・マネープランゲーム」を使って、カードを引きながら収入と自動車購入・結婚・住宅購入・教育資金などの必要資金を計算し、20代~30代の自分のライフプランを考える内容で、生徒達は楽しみながら自分の人生とお金の関わり方を疑似体験し、生活設計の大切さを実感していました。
産業教育フェアで入賞
11月9日(土)・10日(日)に大宮ソニックシティで開催された「埼玉県産業教育フェア」において行われた「電卓コンテスト」と「ポケットティッシュデザインコンテスト」で本校の生徒が入賞しました。
《電卓コンテスト》
団体 準優勝
《ポケットテッシュコンテスト》
「広沢園 特別賞」
戸ヶ崎 芽衣〔3年〕(行田西中学校出身)
《作品の説明》
鴻巣市の花火大会では四尺玉が上げられます。それは平成26年に「世界で最も大きい打ち上げ花火」としてギネス世界記録に登録されました。さらにその活動に対して、内閣総理大臣から表彰されたこともあります。最後は四尺玉をはじめ三尺玉や尺玉300連発で構成されたスターマインが見所です。今年は台風の影響で中止になってしまいましたが、また来年見にいけることを楽しみにしています。
消費者講座
11月8日(金)に商業科3年生を対象に埼玉県消費生活支援センターから講師を迎え、消費者講座をおこないました。
成人したばかりの若者を狙った悪質商法や様々なトラブルに巻き込まれないように講師の方から説明をうけた後、生徒が悪徳業者とそれにだまされる消費者に扮してロールプレイングを行い、だまされないためにはどうすべきかをグループごとに考え、発表しました。
高崎商科大学と高大連携締結
7月22日(月)、商業高校生のための高大連携プロジェクト(Haul-Aプロジェクト)を締結しました。このプロジェクトは、高崎商科大学が職業会計人(公認会計士や企業会計人、商業科教員など)を育成するために、地域社会で活躍するという明確な目標を目指して高校から学ぶ、大学の提供する教育環境を利用したプロジェクトです。
今年度、本校からは商業科の2年生2名の生徒が参加。日商簿記検定1級合格を目指して学習を開始しました。現在、大学から配信されているWeb講義、単元ごとに出される答練を日々行っています。また、1年生6名もプロジェクトに参加できるよう、授業を先行して簿記を学び、まずは日商簿記3級合格を目指しています。
2年生の2名は、8月に行われた大学での合宿にも参加し、全国から集まった約30名の高校生とともに大学での特別講義・日本商工会議所主催の講演を聞き、互いの健闘を誓いました。
体験授業
8月20日(火)に本校において、体験授業が実施されました。体験授業は、国語、社会、数学・理科・英語・商業をおこない、商業の授業には中学生37名(保護者15名)が参加してくれました。
体験した商業の授業は「総合実践」という科目で、パソコンを使って商品売買取引の書類「注文書」を作成し、代金の支払いに使われる「小切手」のチェックライターという機械を使って作成する内容でした。(授業資料・注文書・小切手)
参加した中学生からは、次のような感想をいただきました。
「商業の授業は難しそうだと思ったけど、意外と簡単で楽しく授業ができました」
「商業科がどのようなことをするかわかり、興味がわいてきました」
「パソコンが苦手なんですが、今日の体験授業でパソコンが少し好きになりました」
商業科の生徒から(第1回学校説明会 令和元年8月17日)
皆さん、こんにちは。今回、鴻巣高校の商業科について説明させていただきます商業科の中澤亜海と申します。
中学生の皆さんのなかには、商業科とは何を学べるところなのかよくご存じでない方もいると思います。商業科では、将来、ビジネス社会に出た時に必要となることを学ぶことができます。もちろん、普通科で学ぶ普通科目も必要不可欠で、商業科でも3分の2は普通科目を学びますが、残り3分の1は、より実践的なパソコンのWordやExcel、簿記などの商業科目を学びます。
鴻巣高校の商業科では、全国商業高等学校協会が主催する検定の1級を3つ以上取得することを目標としています。1級を3つ以上取得すると、全国商業高等学校協会から表彰され、名前が刻まれたプレートが校舎内に掲示されるので、日々の学習へのやる気にもつながります。私は現在までに4つ取得し、最終的には6つ取得することを目標としています。また、全国商業高等学校協会の検定の上級を取得していると、就職にも有利になりますし、進学の場合にも一部の学校で推薦がいただけたり、一部学費が免除されたりなどのメリットがあります。皆さんのなかには普通科目に苦手意識がある方もいるかもしれませんが、商業科目は入学してから一斉に始めるので、一生懸命に取り組めば良い成績を修めることができます。たとえ途中でつまづいてしまっても先生方に聞けばいつでも丁寧に教えていただけるので、心配はいりません。
商業科は2クラス約80名で構成されています。普通科に比べて、人数が半分以下なので、3年間を通して同じクラスになる人が多く、仲が良いのが特徴です。体育祭や文化祭でも一致団結し、全力で楽しむことができています。
最後に、私が所属している水泳部についてお話させていただきます。私は6月まで水泳部の部長を務めており、ほとのどの3年生が引退しても8月1日の最後の大会に向け、週6日練習をしていました。水泳部では厳しい練習をこなし、学業では常に良い成績を修めるために忙しい毎日を送ってきましたが、その結果、より充実した高校生活を送れているので、努力することは決して無駄ではないと身をもって感じました。
私は、今回、この学校説明会で、鴻巣高校の商業科というものが皆さんの心に少しでも残れば嬉しく思います。皆さんにとって、素敵な進路選択ができるよう、ぜひ自分から積極的に頑張ってください。
日商簿記検定2級 4名合格
6月9日に実施された日商簿記検定 2級に本校商業科の生徒4名が合格しました。
これにより、在校生の日商2級取得者は合計5名となり、過去最高の人数となりました。
加 藤 日 成〔3年〕(行田埼玉中学校出身)
長 島 蘭 舞〔3年〕(鴻巣南中学校出身)
石 束 悠 〔2年〕(北本宮内中学校出身)
加 藤 花 〔2年〕(鴻巣中学校出身)
簿記部 簿記コンクール全国大会へ
6月15日(土)に県民活動センターで行われた埼玉県高等学校簿記競技大会に本校簿記部が参加しました。結果は次のとおりで、全国大会につながるコンクールの部で7位に入賞した加藤日成(3年)が個人で全国大会出場となりました。全国大会出場は、昨年に続き2年連続となり、加藤さんは簿記と電卓の2つの全国大会に出場することになります。
簿記コンクール全国大会は7月21日に関西学院大学で開催されます。
《大会結果》
コンクールの部
団体戦 4位
個人戦 優秀賞 加藤 日成〔3年〕(行田埼玉中学校出身)
3級の部
団体戦 3位
寺久保 玲佳〔1年〕(北本東中学校出身)
渡辺 清華〔1年〕(鴻巣南中学校出身)
市村 美未唯〔1年〕(鴻巣南中学校出身)
簿記部が2年連続で電卓競技会の全国大会へ
6月1日(土)に県民活動センターで行われた全国高等学校珠算・電卓競技大会埼玉県予選会の電卓部門に簿記部の生徒が参加し、団体優勝を飾りました。また、個人戦でも1位~3位を独占しました。
この結果、埼玉県の代表として8月1日に宮城県仙台市で行われる全国大会に出場することとなりました。全国大会へは昨年に続き2年連続出場となります。
《大会結果》
団体戦 優 勝
個人戦 優 勝 市川久乃〔3年〕(上尾大谷中学校出身)
準優勝 長島蘭舞〔3年〕(鴻巣南中学校出身)
3 位 加藤日成〔3年〕(行田埼玉中学校出身)
高度資格取得
日商簿記検定 2級 合格
商業科2年 市 川 久 乃(上尾大谷中学校出身)
本校商業科2年生の市川久乃さんが2月24日に実施された日商簿記検定で見事2級に合格しました。
日商簿記検定2級は、この3年間で段階的に試験範囲の変更があり、難易度が非常に高まりました。その結果、高校生はもとより、専門学校生でも取得が難しい資格になっています。(朝日新聞記事)
市川さんは簿記部に所属して努力を重ね、2回目の挑戦で見事合格しました。
高度資格取得
商業科の生徒が次の高度な資格に合格しました
全国経理教育協会主催
電卓計算能力検定 4段
商業科3年 坂 本 大 樹(騎西中学校出身)
平成30年12月1日実施
商業科3年生全員が専門資格等取得表彰を受賞
商業科3年生全員(78名)に専門資格等取得表彰が授与された。
専門資格等取得表彰とは、高校入学後に取得した資格をそのレベルによって点数化し、一定の点数以上になると埼玉県知事から表彰される制度です。今年の商業科の3年生は全員がこの基準に達しており、本日、校長より一人一人に賞状が授与された。全員が同時に表彰を受けるのは本校では初めてであり、県内でもあまり例がないと思われる。
金融教育講座
11月29日(木)5・6時間目に商業科2年生を対象に武蔵野銀行による金融教育講座を実施しました。
金融教育は昨年に続いて2回目となります。内容は昨年同様「生活設計・マネープランゲーム」による収入と生活資金・結婚資金・住宅ローン・教育資金などのライフイベントの支出を計算し、楽しみながら自分の人生やお金との関わり方を体験するものでした。
生徒達は楽しみながら、生活設計の大切さを実感していました。
電卓コンテスト・ポケットティッシュコンテスト入賞
電卓コンテスト
団体 準優勝
個人 第3位 垣 見 綾 乃(商業科3年・鴻巣南中学校出身)
第5位 長 田 桃 佳(商業科2年・上尾東中学校出身)
ポケットティッシュコンテスト
「広沢園 特別賞」 飯 塚 里 紗(商業科3年・上尾南中学校出身)
《作品の説明》
鴻巣市の有名なひな人形、花火、狭山市のおいしい狭山茶をイメージしてすべて手書きで書きました。私が思う「埼玉」の文字の色の具合を少しずつ違う緑にしました。背景の埼玉県の形がシンプルにうまく書けたと思います。あまり目立つことのない埼玉県ですが、これを受け取ってくれた方が「埼玉に行ってみようかな!」と思ってもらえるように作りました。
総合実践室にPC設置
9月から総合実践室にコンピュータが設置されました。
これで、本校のコンピュータ室は3教室となり、ノートパソコンも含めると本校の生徒用パソコンは160台以上となりました。
総合実践室にコンピュータが設置されたことで、情報処理の授業はもとより、総合実践の授業でおこなう模擬取引(企業が商品売買をおこなうために作成する書類)や会計処理を、実際の企業と同様にコンピュータを利用しておこなう授業が本格的に展開できるようになりました。