美術部では、毎年、文化祭の正門アーチを制作しています。
その年ごとに決まる文化祭のテーマとスローガンをもとに、1学期から構想を練り始め、1/10サイズの模型を作った上で夏休みに制作をします。
以下は、平成22年以降の正門アーチです。
平成22年(2010年) テーマ:「和」
平成23年(2011年) テーマ:「心」
平成24年(2012年) テーマ:「色」
平成25年(2013年) テーマ:「華」
平成26年(2014年) テーマ:「翔」
平成27年(2015年) テーマ:「舞」
平成27年の文化祭のテーマは「舞」、スローガンは「舞memory ~きらめけ青春の晴れ舞台~」でした。大正ロマン風の校舎に垂れ幕や映写フィルムを配置し、さらに鶴や蝶が舞い上がるデザインにしました。基本的に平面でできているアーチですが、煉瓦や窓、瓦、生き物などが立体的に見えるように制作しました。
文化祭アーチを楽しみにしてくださっている方々やアーチ制作をしたいとの理由で美術部に入部する新入生が年々増えています。
以下は、平成27年度のアーチ制作風景です。こんな感じで作っています…。
是非、ご覧ください。
1.構想 (1学期:5月)
2.原画および1/10サイズ模型制作 (1学期:5月~6月)
3.制作 (夏季休業中:7月下旬~8月上旬)
やすりがけ (ペンキがはがれないようにプラダン「プラスチックダンボール」にやすりをかけます。)
パーツ制作 (下書き)
パーツ制作 (カット)
出来上がったパーツ (プラダンを貼り重ねて、立体的にしています。)
着彩 (煉瓦の部分の下地を塗っています。)
煉瓦 (下地を含めて4~5層塗り重ねます。)
目地 (一つ一つ丁寧に陰影をつけていきます。)
各パーツの着彩 (垂れ幕)
各パーツの着彩 (蝶)
各パーツの着彩 (鶴)
瓦 (一枚一枚制作して、貼り合わせていきます。まるで職人です。)
アーチの内側 (三角形のパーツに煉瓦や映写機、フィルム等を描いています。)
ちょっと休憩 (制作は地道で時間がかかるけど、やっぱりもの作りは楽しい!)
パーツの貼り合わせ (看板)
手直し (アーチの大きさがよくわかります。)
とりあえず完成!美術室内での作業はここまで。
あとは文化祭準備日に土台になる鉄骨を組み立てて、針金で固定をしたら終了です。
来年度(平成28年)のアーチも楽しみにしていてください!